「そろそろ転職したいけど、何から始めればいいのか分からない…」
そんなふうに悩んでいませんか?
私も初めて転職活動をしたときは、履歴書の書き方から求人の探し方まで、全てが手探り状態でした。
でも、正しい手順を踏めば、初めての転職でもスムーズに進められるんです!
この記事では、転職活動を始める前に知っておきたい基本の流れと、失敗しないための具体的なステップを実践してみた私が、わかりやすく紹介します!
これから転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
転職活動の全体スケジュール
まず知っておきたいのが、転職活動にかかる期間です。
一般的には3〜6ヶ月程度が目安とされています。
厚生労働省の「令和4年転職者実態調査」によると、転職活動開始から内定までの期間は「3ヶ月未満」が約40%、「3ヶ月以上6ヶ月未満」が約30%となっています。
つまり、約7割の方が半年以内に転職先を決めているということですね。
ただし、これはあくまで目安です。希望する業界や職種、景気の状況によっても変わってきますので、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
ステップ1 自己分析で「自分の軸」を明確にする
転職活動で一番大切なのが、この自己分析です。
「とにかく今の会社を辞めたい」というマイナスな気持ちだけで転職してしまうと、また同じような悩みを抱えることになりかねません。
まずは現状の自分についてよく把握するところから始めましょう!
自己分析で考えるべき3つのポイント
1. なぜ転職したいのか?
2. 自分の強み・経験は何か?
3. 次の職場に求める条件は?
それでは順番に解説していきますね!
1. なぜ転職したいのか?
給与、人間関係、キャリアアップ、ワークライフバランスなど、転職したい理由を明確にしましょう。
マイナスな理由でも、しっかりと向き合って洗い出すようにしてください。
出来るだけ具体的に書き出し、複数ある場合は優先順位をつけることも大切です。
2. 自分の強み・経験は何か?
これまでの仕事で身につけたスキルや、成功体験を振り返ってみてください。
もちろん仕事だけでなくプライベートでの経験や趣味などのスキルでもOK。
意外と自分では気づいていなかった仕事に活かせる強みが見つかることもあります。
3. 次の職場に求める条件は?
給与、勤務地、休日数、社風など、譲れない条件と妥協できる条件を整理しておくと、求人選びがスムーズになります。
今現在の職場への不満も、そのまま自分の理想の職場の条件を見つけられる材料になります。
有り難く転職活動に活かして、自分にぴったりの環境を模索してください。
ステップ2 情報収集と求人の探し方
自己分析ができたら、次は具体的に求人を探していきます。
効率的に情報収集するためには、複数の方法を組み合わせるのがポイントです。
転職サイトを活用する
まず登録しておきたいのが転職サイトです。
24時間いつでも求人検索ができて、自分のペースで転職活動を進められるのが魅力ですね。
特に初めての転職なら、求人数が多く使いやすいリクナビNEXTや、20代向けの求人が充実しているRe就活、女性の働きやすさを重視した求人が多い女の転職typeなどがおすすめです。
複数サイトに登録しておくことで、転職成功率がアップします。
なぜかというと、まずそれぞれのサイトで掲載されている求人が異なるので、選択肢が広がります。
また、サイトごとに特徴が異なるため、自分に合ったサイトを見つけるためにも複数サイト登録は必須と考えておきましょう。
多すぎると管理がしきれず転職自体が面倒になってしまう人もいます。
初めての場合はまず3サイトに登録して、使い慣れてから自分の目的に合った転職サイトへの登録を増やしていくやり方がおすすめです!
企業の口コミサイトもチェック
気になる企業が見つかったら、口コミサイトで実際の働き方や社風を調べるのも大切です。求人票だけでは分からないリアルな情報が得られますよ。
ステップ3 応募書類の準備
良い求人が見つかったら、次は応募書類の準備です。
履歴書と職務経歴書の2つが基本になります。
履歴書のポイント
履歴書は基本情報を伝える書類です。
写真は清潔感のある服装で、明るい表情で撮影しましょう。
志望動機は企業ごとにしっかりと書き分けることが大切です。
職務経歴書のポイント
職務経歴書は、あなたの経験やスキルをアピールする重要な書類です。
ただの業務内容の羅列ではなく、「何を・どのように・どんな結果を出したか」を具体的に書くことを意識しましょう。
例えば「営業事務を担当」ではなく、
営業事務として月間200件の受発注処理を担当
データ入力の効率化を提案し、処理時間を20%短縮
のように、数字を使って成果を示すと説得力が増します。
自分がやっていた業務を、自分目線ではなく会社に対してどのような利益を提供できていたのかという視点で考えると書きやすくなります。
多くの人が自分の業務を過小評価しがちなので、遠慮せず少し大袈裟に貢献したことを書く
くらいがちょうど良いでしょう。
ステップ4 面接対策
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。
緊張するかもしれませんが、しっかり準備すれば大丈夫です。
よく聞かれる質問と答え方
Q.「なぜ転職しようと思ったのですか?」
前職の不満を話すのではなく、「〇〇を実現したいから」という前向きな理由を伝えましょう。
Q.「当社を志望した理由は?」
企業のHPや事業内容の調査をしっかり行い、その企業ならではの魅力や、自分のキャリアとの接点を具体的に話せるようにしておきます。
無理矢理取ってつけたような回答をしても嘘っぽくなってしまいますので、あくまでもその企業に対して良いイメージを抱いている部分について本音で答えられるのがベストです。
Q.「これまでの経験をどう活かせますか?」
職務経歴書で書いた内容をベースに、応募先の業務内容に合わせて答えられるよう準備しておきましょう。
逆質問の準備も忘れずに
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです。
「特にありません」は避けて、入社意欲や関心の高さが伝わる質問を2〜3個用意しておきましょう。
採用担当者は、質問を積極的にしてくる
もちろん、給与や休み、待遇など自分のことしか考えていないような質問で質問攻めにする人がいますが、なるべく少ない方が賢明です。
質問する場合にはその倍は入社意欲や関心の高さが伝わる質問をすることで悪い印象を与えにくくなります。
ステップ5 内定後の判断と退職準備
内定をもらったら、すぐに承諾するのではなく、冷静に判断する時間を持つことも大切です。
入社を決める前にチェックすること
- 労働条件通知書の内容(給与、勤務時間、休日など)
- 入社日や試用期間の確認
- 疑問点があれば遠慮せず質問する
納得できたら、現職での退職手続きを進めます。一般的には退職の1〜2ヶ月前までに上司に伝えるのがマナーとされています。
引き継ぎをしっかり行い、円満退職を目指しましょう。いつかまた関わる可能性もありますので、最後まで誠実な対応を心がけたいですね。
転職活動を始める前に知っておきたい注意点
在職中と退職後、どちらで転職活動すべき?
可能であれば在職中の転職活動をおすすめします。
収入が途切れない安心感がありますし、焦って妥協した転職をしなくて済むからです。
ただし、体調を崩していたり、どうしても今の環境から離れる必要がある場合は、退職してから転職活動をするのも一つの選択肢です。
その場合は、生活費の余裕を持っておくことが大切ですね。
失業給付を受けられるようにしたり、さまざまな制度も活用してください。
転職活動は複数社同時進行が基本
1社ずつ応募して結果を待つのではなく、気になる企業には同時期に複数応募するのが効率的です。
面接の日程調整は大変ですが、選択肢が増えることで比較検討もしやすくなります。
まとめ 準備をしっかりして、理想の転職を実現しよう
初めての転職活動は分からないことだらけで不安かもしれませんが、この5つのステップを踏めば、着実に進めていけます。
大切なのは、自分の軸を持つことと、焦らず準備することです。
最初にもお伝えしましたが、「なんとなく今の会社に不満がある」という理由で転職を決めてしまうと、結局また同じような悩みを抱えることになってしまいます。
今の環境や収入に不満があるなら、それを変えるチャンスです!
まずは転職サイトに登録して、どんな求人があるのか眺めてみるところから始めてみませんか?
あなたの転職活動が、より良いキャリアにつながることを願っています。