「今の給料に不満はあるけど、転職したところで月収はそんなに大きくは変わらないし…」
と思っていませんか?
実は、20〜30代での転職による年収アップは、生涯年収で2000万円以上の差を生むこともあるんです。
実は転職って、目先の月給や年収だけでなく、長期的な視点で考えることが本当に大切なんですよね。
仮に転職で月給が5万円アップした場合、年収は60万円アップするので生涯年収に換算すると1800万円以上の差になることも…。
「たった月5万円でそんなにアップするの？」
「もっと早く知っておけば…」
そう思った今がチャンスです！
この記事では、生涯年収を最大化するための転職戦略と、実際に年収アップを実現するための具体的な方法をお伝えします。
生涯年収で考えると転職のインパクトは想像以上
まず、生涯年収の視点で転職を考えることの重要性を知ってください。
月給5万円の差が生涯で1800万円以上の差に！
例えば、25歳で月収が5万円アップする転職をしたとします。
定年が60歳として35年間働くとして、単純計算でも2100万円(月5万円×12ヶ月×35年)の差が生まれます。
しかもこれは昇給を考慮していない最低ラインの計算です。
実際には、ベースとなる年収が高いほど、その後の昇給額も大きくなる傾向があります。
さらにボーナスなども考慮すると実際には差額が3000万円を余裕で超えることも。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によれば、転職による年収増加額の平均は約50〜80万円。
つまり適切な転職をすれば、この生涯年収の大幅アップは決して夢物語ではありません。
今の年収が低いほど差額も大きくなる
当然ですが、今現在年収200万円台など厳しい状態にいる人ほど、転職した際の差額は大きくなります。
(例) 28歳／年収280万円
年収500万円の企業に転職→年収差は220万円
定年まで残り35年の収入は1億7500万円
→生涯年収7700万円アップ！
「そんなに年収をアップさせるのは難しいのでは？」と思うかもしれません。
しかし、実は資格不要でも年収が高い傾向のある職種はたくさん存在します。
例えば営業職や広告関係の場合、年収500万円以上になることもザラです。
やったことがなかっただけで、やってみたら実は向いていたなんて事もよく聞く話です。
挑戦してみる価値は十分にありますので、自分の可能性を狭めずに転職先を探していきましょう！
転職のベストタイミングは？
年収アップを目指すなら、タイミングも重要です。
と言っても、特別な理由がない場合はなるべく早く転職することがベストであると断言できます。
なぜかというと、早いほど生涯で稼げる金額が大きくなるだけでなく、歳を重ねるほど求められるスキルが増えていくため、転職しにくくなっていくからです。
20代後半が「生涯年収を決める」最重要タイミング
25〜29歳の時期は生涯年収を左右する最も重要な時期で、転職をするにもベストなタイミングです。
なぜ20代後半がベストタイミングなのか
1. 社会人経験が評価される
3〜5年程度の実務経験があれば、即戦力として評価されやすくなります。
一方で、30代になると「マネジメント経験」を求められることも増え、ハードルが上がります。
2. キャリアチェンジの最後のチャンス
未経験の職種や業界にチャレンジできるのも、20代のうちです。
30代以降は経験者採用が中心になるため、選択肢が限られてきます。
3. 複利効果が最大化される
若いうちに年収ベースを上げておけば、その後の昇給や賞与、退職金などにも影響します。
投資と同じように「複利効果」が働くため、早ければ早いほど有利になります。
30代前半ならまだまだ遅くはない！
「20代後半での転職が有利なことはわかったけど、30代はどうしたらいいの？」と思われた方もいるでしょう。
しかし実際には、30歳を過ぎていても心配はいりません！
35歳をすぎると一気に転職先がなくなっていくのが現実ですが、30代前半ならば一刻も早く転職活動を始めればまだ間に合います。
生涯年収アップを実現する5つの転職戦略
生涯年収という視点で転職を考える大切さやタイミングについてお伝えしてきましたが、ここでは実際に生涯年収をアップするための実践戦略を解説していきます。
戦略1：成長業界・成長企業を選ぶ
どんなに頑張っても、衰退業界にいる限り大幅な年収アップは難しいのが現実です。
逆に、成長している業界や企業なら、会社の成長と共にあなたの年収も上がりやすくなります。
現在注目されている成長分野としては、IT・Web業界、人材業界、ヘルスケア・ウェルネス関連などがあります。
転職先を探す際は、企業の業績や業界の将来性もチェックしましょう。
戦略2：「給与テーブル」が高い会社を選ぶ
同じ仕事内容でも、会社によって給与水準は大きく異なります。
これは企業の「給与テーブル」の違いによるものです。
給与テーブルとは、企業が従業員の給与を決める際の基準となる表です。
例えば、中小企業で営業事務の平均年収が300万円だとしても、大手企業や外資系企業なら同じ職種で400万円以上というケースも珍しくありません。
この100万円の差もは、生涯年収で考えると3,000万円前後の差になります。
口コミサイトや転職サイトの給与情報を活用して、業界・企業の給与水準を事前にリサーチしておくことが大切です。
戦略3：年収交渉を恐れない
日本では給与交渉をためらう人が多いですが、実は内定時の年収交渉は当たり前のことなんです。
特に転職市場では、交渉しない方が損とも言えます。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によれば、転職で年収が上がった人の約40%は、交渉によって当初提示額より増額されています。
交渉はポイントを抑えれば、実はそんなに難しいことではありません。
交渉のポイント
- 自分のスキルや経験が企業にどう貢献できるか具体的に説明する
- 強気すぎず、誠実な態度で交渉する
- 希望額だけでなく、最低ラインも決めておく
- 基準がわからない場合は、前職の年収から10〜20%アップを目安に希望を伝える
戦略4: 「昇給制度」と「評価制度」を確認する
入社時の年収だけでなく、その後の昇給の仕組みも重要です。
年功序列型の企業と成果主義型の企業では、年収の伸び方が全く異なります。
面接時には、以下のような質問で確認しましょう。
面接時の質問項目
- 「昇給は年何回ありますか?過去の平均昇給率はどのくらいですか?」
- 「評価はどのような基準で行われますか?」
- 「入社3年後、5年後の年収モデルを教えていただけますか?」
戦略5：複数の転職サイトで市場価値を把握する
自分の市場価値を正確に把握することは、年収アップ転職の第一歩です。
リクナビNEXTなら求人数が多く、幅広い業界の年収相場が分かります。
Re就活は20代向けの求人が充実していて、未経験から挑戦できる成長企業の情報も豊富です。
また、女の転職typeでは、女性が長く活躍できる環境かどうかも含めて検討できます。
産休・育休後の復帰実績や、女性管理職の割合なども確認できるので、長期的なキャリアプランを考える上で参考になりますよ。
このように、自分の複数のサイトに登録してスカウト機能を活用すれば、企業側からのオファー年収で自分の市場価値が見えてきます。
年収アップ転職で失敗しないための注意点
基本給と手当の内訳を必ず確認
求人票に「年収400万円」と書かれていても、その内訳が重要です。
基本給が低く、残業代や各種手当で金額を大きく見せている企業もあります。
基本給が低いと、賞与や退職金の計算ベースも低くなるため、長期的には損をすることになります。
必ず内訳を確認しましょう。
「年収だけ」で決めない
もちろん年収は大切ですが、それだけで転職先を決めるのは危険です。
激務で体調を崩したり、社風が合わずに短期間で辞めてしまったりすれば、結果的に生涯年収はマイナスになってしまいます。
ワークライフバランス、成長機会、人間関係など、総合的に判断することが長く働き続けて生涯年収を最大化するコツです。
実例：転職で年収80万円アップした体験談
参考までに、実際の転職体験談をお伝えしますね。
27歳で年収320万円の営業事務
→年収400万円のマーケティングアシスタントに転職
年収アップ額は80万円＝生涯年収2640万円以上アップ！
ポイントは、成長業界への転職とスキルの棚卸しでした。
事務作業だけでなく、データ分析やSNS運用の経験をしっかりアピールしたことで、未経験職種でも評価されたのです。
あれから数年経った今、当時の判断は正解だったと実感しています！
生活にゆとりができたことも大きいですが、成長していく業界の中に身を置くことでとても良い刺激を受けて自分の成長も感じながら楽しく働くことができています。
まとめ：今日から始める生涯年収アップのための一歩
生涯年収を2,000万円アップさせる。
一見大きな数字に感じますが、適切な転職戦略を持てば決して不可能ではありません。
特に20代後半の今、どんな選択をするかで、あなたの経済的な人生が大きく変わります。
今日からできること
- 転職サイトに登録して、同じ職種の年収相場を調べる
- 自分のスキルと経験を棚卸しする
- 5年後、10年後のキャリアプランを考えてみる
「いつか転職しよう」と思っているだけでは、何も変わりません。
まずは転職に興味を持った今から情報収集から始めて、自分の可能性を広げてみませんか?
あなたの生涯年収が、より豊かなものになることを願っています。
